欧州の若者は、日本の高校に相当する学校(学制は微妙に異なります)を卒業し、進学なり就職すると、基本的に親元を離れます。家に残る人は家業に就く場合くらい。その進学ないし就職先で、やがて仲良くなる男女が生まれ、同棲を始めます。一人ひとりで済むより家賃や生活費が安くなるという経済的な理由も背景にあります。
その同棲のことをフランス語でCohablitation、ドイツ語でZusammenlebenと言い、文字どおり「一緒に住む」という意味です。最終的に結婚に至る前にカップルのほぼすべては同棲期間を経ていると言って過言でなく、この現象は80年代くらいから一般化したとのこと。籍を入れず事実婚のままずっと一緒に住んで子供も生まれる、というケースも珍しくありません。
結婚や家族の在り方の考えが日本と違いがあること、当たり前と言えば当たり前ですが、ちゃんと理解したほうが良いと思います。
私が住んでいたブリュッセルのアパート。駐在の任期が終わり退去する前々日の写真。
欧州チーム Y.T.