グローバルに活躍するビジネスマンに必要な英語力はどのくらいでしょうか。従来の肌感覚で言うとTOEIC700点もあれば十分、という気がします。あとは実践を積み重ねて聞き取り力や表現力を磨くしかありません。実際、ビジネスで使う英語、語彙も表現はかなり限られています。それに加えて会社や業界特有の専門用語を覚える。少々ブロークンな英語でも実績を上げて続けているビジネスマンはたくさんいます。
が、「従来」と書いたのは、近年日本人ビジネスマンの英語力をめぐる状況が著しく変化しているためです。まずライティングは翻訳AIの登場で誰でもできるようになってしまいました。Chat-GPTもかなりちゃんとした英文を生成します。スピーキングは音声を自動で通訳する機器が、スマホも含めも急速に進歩しております。
では英語力はもうあまり必要ない? いや、テクニカルな翻訳を得意とするAIや自動通訳機器には対応できない、ポリシーや理念を自分の言葉で相手と直接やり取りする重要性はむしろ高まったのではと考えます。海外法人でも日本人出向者の仕事は実務よりマネジメントに重きが置かれるようになっており、そういう立場であればなおさらです。
こういう世の中であるからこそ、グローバルビジネスマンに求められる英語力の水準は高まっているのではと感じます。
One of the most famous street in the world: The Wall Street
欧州チーム Y.T.