食事となればお酒の話と切って切れません。欧州でも、北米でも南米でも、夕刻レストランに車で行ってもみなさん必ずほぼ全員ワインなどお酒を飲み、帰路は飲酒運転になります。
大きな都市のレストランであればタクシーなどが使えますが、ミシュラン星付きレストランがクルマ以外では行けないところにあったりします。
その「飲酒運転」の基準は日本に比べて大幅に緩く、日本では0.15㎎/lのアルコールを検出すれば一発免停で90日間運転禁止と言う重い罰則を食らいますが、たとえばドイツではその基準が0.5㎎/l以上(正確には体重や性別などを勘案した算式がある)。しかも基準を超えても日本のような重い罰則は食らいません。罰が加算されるのは事故を起こした時だけ。他のEU諸国も概ね似たような規則です。
また、欧州、南北米の人たちは基本的にお酒が強いです。成人日本人の約40%強は、アルコールを分解する2つの酵素のいずれかの働きが遺伝的に弱いという事実は自覚すべきと思います。(白人や黒人ではその割合が1-2%とのこと)
00年代くらいまで、日本人海外駐在員が飲酒運転で事故を起こしたという話はちらほら聞こえていました。でも、「我々は酒が弱い」という自覚をもって、車での外食時はタクシーか相乗り(運転手係の一人が飲まない)とすることが駐在員の大事な心得になります。
何百とあるベルギービールの例。
BrusselsのPorte de Halのレストランにて。
ご心配なく、同席者は全員地下鉄かタクシーで来ています。
欧州チーム Y.T.